アトリエ奏の建築めぐり
今回は沼津港大型展望水門「びゅうお」
沼津港市場にある大きな水門。
夜はライトアップされ、かなり離れた場所からでも見えるのでご存知の方も多いと思います。
この水門は、静岡県が津波対策として建設した日本最大級の水門で、
沼津港の航路から進入する津波から港の背後地を守るために作られました。
万一津波が発生し震度6弱以上を検知すると、
水門扉が急降下して閉鎖する自動制御システムを採用しています。
津波をシャットアウトする扉は、
シェル構造と呼ばれるボックス断面で幅40m高さ9.3m重量は406tと日本最大級。
シェル構造(単段)の水門ゲート設備(上部工)全体重量923tは日本一。
大きな扉を支える大きな躯体を利用したこの水門は
地上30mの高さに展望施設を有しています。
一般の方でも中に入ることができますので、
沼津港へお出かけの際には景色を楽しんでみるのも良いですね。
(資料:静岡県ホームページより)