敷地は周囲を住宅やマンションに囲まれた住宅密集地にあります。お施主様は、プライバシーを保ちながら、明るい空間を望んでいました。周囲の視線を遮り、光を建物内に取り込むため、2階を生活の中心とし、空間の中心にあるキッチンに家族が自然と集まる家を提案しました。リビングの窓からは空を見ることができて、都会にいながらも自然を感じることができます。
そしてこの住宅は、このキッチンを中心に家族の趣味が点在しています。
キッチンに立つと、自然と料理をしたくなる、友人を呼んでパーティーをしたくなる、趣味であるコーヒーを淹れて話をしたくなる、長いキッチンの延長線上で奥様の趣味の洋裁をしたり、子供たちがおもちゃで遊んだり・・・。キッチンという存在を、キッチンの役割だけにとどまらない、様々な役割を持つものにしたいと思いながら設計しました。
用途/専用住宅
構造/木造2階建
所在地/神奈川県川崎市中原区
家族構成/夫婦+子供2人
竣工/2019.04
設計/アトリエ奏(村井之俊+村井藍)
@メディア掲載
・2020年2月 渡辺篤史の建もの探訪(テレビ朝日)
・2019年12月 &home vol.63(MUSASHI BOOKS)
打ち合わせ段階で使用した建築模型です。
外観はシンプルなデザインとしました。
都心の住宅密集地に立地していながら、明るい空間になるように計画しました。
空中に浮いた、ちょっと楽しいロフトです。
長いキッチンは、様々な用途やシーンで活躍します。
子供たちがもう少し大きくなったら、大きなテーブルを置く予定です。
1階通路です。
2階の空間へつながる階段です。階段手前に手洗器を設置してあり、帰ってきてすぐに手を洗うことができます。
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